過剰な力が歯を壊す!?③

過剰な力、どうすれば減らせる?被害を減らすための歯科の対策とは!?

歯ぎしりを減らすコツは「良い睡眠」をとること!

夜中の歯ぎしりや噛みしめは、その80%以上が睡眠が浅いときに起きます。
心地よい深い眠りで歯ぎしりを減らしましょう。

TCH(歯の接触癖)に気づくには?

パソコン作業中、運転中、料理中などに上下の歯を合わせていませんか?
その「歯の接触癖」こそTCH。当初顎関節症のリスクとして注目されていましたが、歯や入れ歯を傷めてしまう可能性もあります。

ワンポイントアドバイス!
・10分後にタイマーをセットし、普段通りに過ごします。鳴ったときに歯が接触していないか意識してみましょう。
・パソコンの横など、目につきやすいところに目印になる付箋を貼り、目に入ったときに歯が接触していないか意識してみましょう。

歯ぎしりに気づくには?

歯科でお口のなかの診察を受け、歯ぎしりをしている痕跡がないか、詰め物や被せ物が傷んでいないかを診てもらいましょう。
お口の悩みを相談できるかかりつけの歯科を持ちましょう。
ワンポイントアドバイス!
・ご家族から歯ぎしりをしていると言われたことがありませんか?睡眠中の様子について聞いてみましょう。
・起床時に歯がうずいたりあごや首が痛み、2~3時間すると楽になるかたは、就寝中の噛みしめが原因かも。
首の寝違えと混合しやすいので要注意です。

マウスピースを毎晩使おう!

歯ぎしり用のマウスピースは軟らかい樹脂製(スポーツマウスガードに使用されるもの)よりも、硬いレジン製がおすすめです。
軟らかい樹脂製は、穴が開きやすく修理もききませんが、硬いレジン製なら穴が開きにくく、削れても修理が容易で、噛み合わせの調整もしやすいです。

睡眠時無呼吸や逆流性食道炎の治療を!

閉塞性睡眠時無呼吸(いびきをかく眠り)や逆流性食道炎のかたは、夜中に繰り返し眠りが浅くなるため歯ぎしりが誘発されてしまいます。
からだの健康のためにも、治療を受けましょう。

深酒は逆効果!なにごとにもほどほどで。

お酒はほどほどに。アルコールは入眠を早めますが、睡眠そのものの質を下げます。
また、カフェイン覚醒効果も不眠のリスクになるので気をつけましょう。

ストレスマネジメントを心掛けましょう。

ストレスは不眠症に関連する血中コルチゾールの分泌を増やし、眠りを浅くします。
散歩などの気分転換や適度な運動を取り入れ、ストレスマネジメントを心掛けましょう。

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