早期に気づいて酸蝕症をSTOP
Q
知覚過敏が気になり歯医者さんに行ったら・・・
「黒酢による酸蝕症では?」と指摘されビックリでした。
からだにいいことが歯にもいいわけではないんですね。
A
健康意識の高いかたが、からだのためを思って毎日欠かさず酸を取ることが
原因の酸蝕症のケースも増えています。
いまどきの生活習慣
それって酸蝕症のリスクです!
以下の例に当てはまる方は要注意!
①ジョギング・筋トレのお供はスポーツ&ビタミン飲料。
スポーツ中は唾液が乾いて自浄作用がきかず、酸蝕症のリスクが増大しますので、
お茶や水にしましょう。スポーツ飲料がどうしても必要なら、飲んだあとにひと口水を。
筋トレ中のビタミン飲料は、食いしばり時に咬耗のリスクに。ご注意を!
②健康のために柑橘類や黒酢を毎日欠かさない。
健康意識の高いかたに、すっぱい食品を積極的にとっているかたは多いです。
しかし、過剰摂取は酸蝕症の原因に。
チビチビ飲み、チビチビ食べは一番よくありません。
カプセルになったタイプを選ぶなどして酸から歯を守りましょう!
③赤ちゃんがぐずったら哺乳びんでジュース。
赤ちゃんの歯は柔らかく、酸にデリケート。
哺乳びんでふだんからジュースを飲ませていると、前歯の裏に酸が集中的にふれ、酸蝕症の
原因となります。発熱時にイオン飲料を与える時は、飲ませたあとガーゼなどで前歯の裏側をぬぐってあげましょう。
④チューハイ、梅酒、ワイン。毎晩チビチビと。
果汁たっぷりのチューハイ、ワインなど、酸味の強いお酒が人気です。
時間をかけてチビチビ飲むほうがからだにはよいでしょうが、歯が酸に長く触れることになり、酸蝕症のリスクに。
また、酸性のお酒を口に残したまま寝てしまう寝酒にも注意。
もしもこうした健康法をどうしても続ける必要があるのなら、カプセル入りの酢にかえたり
飲みやすくうすめて歯になるべく触れないようストローで飲んだり飲んだ後に水をひと口飲むなど、
なにか歯をいたわる方策を立てる必要があります。