デンタルフロス&歯間ブラシの使いかた講座④~まとめ~

フロスと歯間ブラシの大切さ、ご理解いただけましたでしょうか。

最後に使っているときによくある疑問をまとめました!!

Q.思ってたより使うのが難しくて、へこたれそうです・・・。

A.「難しい」と感じるのは、前進の証。

 慣れるまでは「難しい」と思うこと、あると思います。でもそれは前進の証です。

フロスも歯間ブラシも「まずは買ってみる」だけで第1ステップ突破です。そして使ってみて「難しい」と思うのが第2ステップ。大丈夫です、確実に前進しています。

Q.使ってたら血が出た!続けても大丈夫?

A.正しく使えていても、炎症しているうちは出血します。

 はじめて歯と歯のあいだをフロスや歯間ブラシでみがいたときは、おそらく血が出ることでしょう。これは、歯と歯のあいだに長らく溜まっていたプラークによる炎症が原因です。

 プラークが溜まった場所は、そのままだと細菌の毒素などにより歯肉に炎症が起きてきます。炎症が起きた歯肉には、血液や免疫物質が集まるため、ちょっとした刺激でも出血しやすくなります(擦りむいた傷口のようなものです。)

 炎症した歯肉にフロスや歯間ブラシが当たると、歯肉を傷つける使いかたをしなくても出血します。ですが、清掃を繰り返してまわりのプラークがなくなれば、出血しなくなっていきます。

 フロスや歯間ブラシが当たった歯肉は、刺激を受けるうちに組織構造が強くなり、細菌への抵抗性も増していきます。

Q.フロスと歯間ブラシ、どう使い分ける?

A.フロスを基本に、歯間のサイズに応じて歯間ブラシを。

 歯と歯のあいだにすき間がないならフロスを、すき間が開いているなら歯間ブラシを、というのが良く言われています。ただ、ご自分のお口の状態にあったものを選ぶには、まずかかりつけの歯科医院に相談するのが間違いないでしょう。歯間ブラシにくわえ、フロスと歯間ブラシを歯間の幅ごとに使い分ける“三刀流”もアリですよ。

これからもお口に関する知識や情報を発信していきますのでお楽しみに!

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