酸で軟化した歯は摩耗・咬耗しやすい!
CASE1
酢を飲んだ直後にゴシゴシみがき
70代女性。健康のため毎日リンゴ酢を飲み、
飲んだあとすぐに硬めの歯ブラシで歯みがきを
する習慣がありました。
歯の表面には、無数の摩耗痕がついています。
CASE2
美容のための柑橘類+歯ぎしり
60代女性。歯の痛みで来院。
美容のため、テレビ番組をヒントに
グレープフルーツを毎日2個3カ月間食べ続けていました。
もともと歯ぎしりの癖があったところへ
酸蝕症が加わり、急激に咬耗して神経が露出。
強い痛みが出てしまいました。
POINT
酸蝕症が疑われるときの歯みがきは食事の30分後に!
酸蝕症だと診断されたり、酸蝕症が疑われるかたは、
酸で軟化した歯を歯ブラシで摩耗させないように、
食後30分ほどしてから歯みがきしましょう。
30分ほどすると歯を守ってくれる唾液の力が働いて、
歯の硬度が戻ってくることが明らかになっています。
また、歯ブラシは軟らかめのものを使いましょう。